未来の医師の「志」を育てたい
「医学部に入学する」ということは「医師になる」ということ。
医学部を目指す中高生が、はっきりとした動機を持ち医学部を目指すことが出来るよう「医学とはなにか」をともに考え、学ぶ機会を作る活動をしています。
目次
AVENUE Educationとは 〜理念〜
【AVENUE Education】は現役医師・医学部生の団体です。
「患者様のための医療」を理念に掲げ、最良の医療を届けるための医師間ネットワークを広げる活動や、未来の医師を目指す中高生を応援する活動をしています。
『患者様のための医療』の実現のために
AVENUE には、「患者様は私達と同じ家族の一員」という理念があります。
私達はこの理念に基づき診療にあたり、患者様にとって最良の医療が提供できていると自信を持っています。
しかし、現在の医療は専門化が進んでいること、複数の疾患が併存する患者様がいらっしゃることにより、一つの病院では患者様の全てのケアを行うことが難しくなってきています。
ですから、医師間のネットワークはとても重要です。他院・他科の医師と協力して治療を行っていく必要があるため、円滑にコミュニケーションを取ることができなければ、十分な医療を提供できません。
理想とする『患者様のための医療』の実現のため、私たちの理念を理解し、共感してくれる医療者を増やしたい、そう考えています。
AVENUE Educationの活動は、未来の仲間となる高校生を応援することで、『患者様のための医療』の第一歩を創っていきたいと考えています。
具体的には、「医学を志す」のイベント企画運営のほかに、医学部受験を目指す中高生の受験相談や学習支援などを行っています。
「医師を志す」の活動の目的
「医学を志す」は講演、グループワーク、質疑応答を通して「医学とは何か」を、現役医師、医学生が医学部を目指す高校生とともに考える会です。
「医学部に入学する」ということは「医師になる」こと。医学部を受験する高校生が医師・医学部の実際を知り、はっきりとした動機を持って医学部を受験してほしい…。そんな想いを持って活動を続けています。
「医学を志す」企画内容
「医学を志す」では以下のような企画を実施しています。
- 第一線で活躍する医師による公演
- 医学部を目指す学生とのグループワーク
- 医大生への質問タイム
1.医師の公演:現場で活躍する【現場医師】の想いに触れる
イベント「医学を志す」では、毎回医療の現場で活躍する医師を講師に招き、講演を行っています。
どのような想いを持ち現場で向き合っているのか。向き合う課題や、 今後どのようなビジョンを持ち活動していこうと考えているのか、といったことから、医師を目指すきっかけや、どのような学生時代だったのか、という事まで、語られる内容は多岐に渡ります。
毎回の講演では、医療現場に立つ講師のリアルな声を実際に聞く機会として参加生徒から好評を得ています。
2.グループワーク:医学を目指す【同世代】との交流
講演後は、参加者でチームになり、医大生を交えてグループワークを行います。
グループワークでは、自身と同じように医学部受験を目指す同世代と、テーマについて議論を交わし意見をまとめ、発表までを行っています。こちらのプログラムも毎回好評で、普段なかなか関わりを持ったり意見を交換することがない同世代とのコミュニケーションは、モチベーションの向上や新たな発見などに繋がっています。
医学生と直接議論することで、理解を深めます。終了後には、小論文を宿題として課します。議論の内容を定着させていきます。
3.【現役医大生】に相談する
「医学を志す」では、現役の医大生との交流も毎回好評で、イベントの中でも多く時間を割いて実施しています。
医師よりも身近なロールモデルとして、医大生との交流は中高生の励みになっています。なかでも、実際に医学部受験をしてきた経験に関する質問や、頻出質問である医大生の生活、中高生時代の学習等、交流会で答えられるよう準備をしておきます。
ここではよくご質問をいただく内容を簡単にご紹介します。
【現役医大生が答える】医学部受験相談会の開催
医学部合格のために、より細かい相談が必要な場合があります。横浜市大医学生が待機し、必要に応じて個別相談を行います。様々なタイプの学生がいるので、個々に合った方針の提示をいたします。また、各教科の具体的な質問にもお応えいたします。 また今回は横浜市大だけでなく、様々な医大からも学生の参加を募る予定です。前回要望の多かった、女子学生にも参加いただきます。
【現役医大生が語る】 医学部でのリアルな生活
「忙しい」と言われる医学部の生活を、現役医学生が紹介します。医学部は他学部に比べて、すべてが必修で講義が非常に多いです。テストも多く、その範囲も広範に及びます。また実習も多く、自由時間も限られます。しかし医学生の多くは、その忙しい時間の合間をぬって、研究、部活動、ボランティア、アルバイトなど課外活動に励み、充実した生活を送っています。大学生活の具体的なイメージを膨らませていただき、学習意欲の向上に貢献します。
【現役医大生が伝える】 医学部受験、合格体験記
医学部合格のコツは、合格をつかみ取った先輩達が一番よく知っています。学校の授業の生かし方、塾・家庭教師の選び方、役に立った参考書…。医学部志望の高校生が一番気になる医学部合格への道を指南いたします。
「医学を志す」過去のイベント
- 2017年3月 第1回
「iPS細胞による再生医療」(武部 貴則先生) - 2017年8月 第2回
「死と向き合う医師の仕事とは」(内門 大丈先生) - 2018年3月 第3回
「医師 海外で働く」(小野 浩一先生) - 2018年8月 第4回
「ドラマを越える劇的救命」(今 明秀先生) - 2018年11月 横市医学部 Special Edition
「女性医師のキャリア形成」(森田 有紀子先生) - 2019年3月 第5回
「脳を極める!」(濱野 忠則先生) - 2019年6月 @桐蔭学園
「在宅医療の大切さ」(沖田 将人先生) - 2019年8月 第6回
「医師という仕事とは」(内門 大丈先生) - 2019年11月 横市医学部 Special Edition
「デジタル時代の医療情報発信」(井上 祥先生) - 2020年5月 オンライン特別企画
「新型コロナウイルスに学ぶ、これからの医師に必要な情報発信」 - 2020年7月 オンライン特別企画
「医師の偏在」(安藤 高志先生) - 2020年12月 オンライン第3回
「安楽死と緩和ケア」(高田 賢先生)
また「医学を志す」のイベントレポートは、メディカルノートでもご覧いただけます。
運営医大生代表スタッフ
運営に携わる医大生の代表スタッフをご紹介します。
(きむら けいすけ)
横浜市立大学医学部医学科
5年生
(聖光学院高校出身)
(かとう ななこ)
横浜市立大学医学部医学科
5年生
(湘南白百合学園高校出身)